こんにちは!
日本の平均寿命をご存知ですか?
男性は81.25歳、女性は87.32歳(2018年)となっています。
また平成29年度高齢者白書によると、2025年には高齢者の5人1人が認知症という推計もあります。
認知症の最大の原因は「加齢」であり、誰にでも起こりうる身近な病気です。
「人生100年時代」なんて言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。
できることなら高齢になっても健康で過ごしたいですよね。
認知症予防として食事や睡眠、運動、知的トレーニング、人との交流などが知られています。
その中でも知的トレーニングとして「料理をする」ことが挙げられます。
料理は献立を考えたりと、脳の機能を多く使うため認知症予防に効果があると言われています。
今回は、料理をすることは認知症予防に効果があること、また具体的な料理方法について紹介したいと思います。
Contents
認知症予防と料理の関係
認知症の前段階には3つの機能が低下します。
- エピソード記憶
- 注意分割機能
- 計画力
では、一つずつ詳しく説明していきます。
エピソード記憶
出来事を記憶する機能です。
時間や場所・感情などの情報を持った個々の経験や体験のことをいいます。
- 昨日は何を食べたか
- 冷蔵庫には何が入っていたか
- あの人は何が好きだったか
注意分割機能
複数の作業をする時に、それぞれの作業に注意を配る力です。
- 会話をしながら料理をする
- 先のことを考えながら料理をする
- 複数の料理を同時に作る
計画力
物事を計画したり、段取りを考えて実行する力です。
- 複数の料理をどの順番で作ろうか
- 洗い物を減らすにはどの順番で料理をするのがいいか
これら3つの機能は料理をすることで使われます。
そのため認知症予防には料理をすることが効果的である、と言われています。
15分のカンタンお手軽料理で認知機能の活性化!
認知症予防をするための料理方法
次は具体的な料理方法について、紹介していきます。
毎日違う献立を作る
毎日違うメニューにするには、最近作った献立を思い出す必要があります。
そのため、これまで作った料理を思い出して作ることは認知機能が活性化させます。
そんなあなたにもう献立には悩みません!
複数の事を同時に行う
複数の料理を同時に行うためには、どの料理をどの手順で作るのかを考えて、料理をする必要があります。
また誰かと会話しながら料理をすることも、「会話と料理」の同時作業です。
同時に複数の事を行うことで、脳が活性化されます。
誰かのために料理をする
人は誰かのために何かをしてあげようとすることで、脳が活性化します。
また、料理をして喜んでもらえることで、さらに脳が活性化されます。
認知症予防に効果的な食材を使う
認知症の予防効果がある食材を使って料理することは、さらに予防効果があります。
- 脳の血流をよくする秋刀魚、イワシ、サバなどの青魚
サバの水煮缶詰などを上手に利用して摂取しましょう - 認知症予防や記憶能力向上に有効である鮭
鮭に含まれるアスタキサンチンは、脳内の活性酸素を除去し、脳の炎症を抑えます - トマトや白カビチーズ、ウコン(ターメリック)、オリーブオイル、ココナッツオイル、茄子、赤ワイン、納豆、コーヒーなど
認知症予防によいとされている食材だけを摂取するのではなく、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。
レシピを見て料理を作る
こだわった料理や初めて作る料理をすることで、レシピを確認しながら料理します。
レシピを読むことで頭を使い、認知症予防に効果があります。
難しい手順なしで毎日楽しく料理が続けられる!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
認知症は「加齢」とは切り離せません。
そのため高齢になれば認知症発症リスクも高くなります。
そのため認知症を予防するためには生活習慣を見直す必要があります。
今回は「認知症予防と料理」について紹介してきました。
「火元が危ないから料理はしないで」と言っていませんか?
料理をすることをやめていませんか?
料理をする時には頭を使い、手を動かすことで脳が活性化されて認知症予防効果があります。
何も考えずに日頃料理をしていたことが、認知症予防に効果があったなんてびっくりですよね。
ぜひ、認知症予防に「料理をすること」を継続したり、取り入れてみて下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
認知症予防には「料理」がおすすめ!