こんにちは!
新人看護師のみなさん、こんなことはありませんか?
私も新人の頃は勉強しようとしても、本がたくさんありとても悩みました。
「どの本がわかりやすいかな」
「どの本を持っていた方がいいのかな」など…
ネットで調べて口コミを見たり、先輩看護師に聞いたり、本を借りたりし、自分なりに「これいいな!」といいなと思った本を購入しました。
そこで、私が購入して役に立ったおすすめな本を紹介したいと思います。
新人看護師におすすめ本
『完全版 ビジュアル 臨床看護技術ガイド』
こちらの本では、
看護技術の維持・向上のためには、➀技術を標準化すること、➁体で覚えるまでに習うこと、身につけること、➂その上で改善し、また新しい技術を取り入れること、➃新しい技術を創造すること、が必要であると考えます。
まずは、最も適した技術を選ぶことが必要です。そのためには、EBM(Evidence-Based Medicine:根拠に基づく医療)やEBN(Evidenece-Based Narsing:根拠に基づく看護)など、最新の研究情報をもとにした技術の探索と学習が求められます。出典:完全版 ビジュアル 臨床看護技術ガイド
と述べています。
看護技術は「看護師が行う看護行為」すべてを意味します。
根拠に基づき、安全・安楽な看護を提供するためには、基本の看護技術を取得することがまず第一です。
こちらの本は臨床現場で使う看護技術が「これ1冊ですべてわかる!」とおすすめしています。
全51の看護技術が収録されています。
標準予防策から静脈血採血、人工呼吸器回路組み立て・点検・ケア、胸腔ドレーンの挿入介助と管理、エンゼルケアなどです。
700ページ以上もあるため、とてもボリュームがあり重たいです。
そのため持ち運びには適していませんが、自宅での技術の予習・復習には便利です。
- 一つ一つの手技に写真やイラストがあってわかりやすい
- 良い例・悪い例や正常・異常をあげている
- 基礎知識として手技に必要や基本的な知識がまとめてある(適応や種類、合併症など)
- 手技のポイント・コツが書いてある
- 行う根拠やリスクを防ぐ根拠が書かれている
『病気がみえる』
まずは自分が配属された診療科の疾患や病態について勉強するための本が必要です。
『病気がみえる』は学生の頃に実習で使って勉強していた方も多いのではないでしょうか?
看護師だけでなく、医師や薬剤師・PT・OT・臨床検査技師などにも読まれています。
現在12分野の本が出版されています。
>>病気がみえる シリーズラインアップ
- イラストが多くわかりやすい
- 解剖生理と疾患の各論と別れているため、その都度振り返れる
- 参照する他の章や別巻について書かれている
- 疾患の各論の最初に疾患の症状や検査・治療などがまとめてある
- レントゲンやCT画像がある
『看護の「なぜ・何」QA』
看護に必要な知識を7系統・3分野に分類し、Q&Aで解説しています。
7系統:呼吸、循環、栄養・消化、体液・代謝・排泄、神経・筋・運動、感覚・皮膚、生殖
3分野:解剖・生理と病態、症状・疾患と観察、治療・処置とケア
たとえば、「喘息はなぜおきるのか?」「酸素投与中は何を観察すればいいの?」「心筋梗塞ではなぜ脈拍を観察するの?」など
- 自分が「なぜ」と思うことが載っている
- 病態関連図や図・表がありわかりやすい
- 関連豆知識が書かれている
- 看護のポイントが書かれている
『ナースのためのくすりの事典2019』
看護師は患者さんに一番近い医療従事者として、また薬剤を投与する者として薬剤についての知識・根拠を十分に理解しておく必要があります。
薬剤を誤った取り扱いをすると生命にかかわることもあります。
「いつも一緒だから大丈夫」「みんなやっているから大丈夫」ではなく、自分自身がしっかりと薬剤について理解しましょう。
看護師は患者さんから「なんで食事の前なの?」など、質問されることもよくありますよ。
こちらの本には、記載されていない薬剤もあります。
- 看護のポイント(観察事項や検査・処置確認事項など)がある
- 患者・家族の指導ポイントが書いてある
- 図や表があってわかりやすいQ&Aがある
まとめ
いかかでしたでしょうか。
新人の頃は本ばかり買ってしまい、結局読まずに…なんてこともあります。
私がそうでした!
買って満足してしまうというか…
しかし!!
患者さんを守るためにも、自分自身を守るためにも根拠に基づく医療・看護を提供できるよう、勉強しましょう!
今回は私が新人の頃、そして現在も役に立っている本、4冊を紹介しました。
人それぞれわかりやすいものは違いますが、
何を買っていいか悩んでいる新人看護師のみなさん!
是非、参考にしてみて下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。